ローラン・フェリエ LAURENT FERRIER

CONCEPT

2009年創業の「ローラン・フェリエ」は、ジュネーブの老舗高級時計メゾンで40年近い経験を持つローラン・フェリエ氏が、息子のクリスチャン・フェリエ氏、長年の友人フランソワ・セルヴァナン氏らと一緒に立ち上げた時計ブランドです。
「歴史からインスピレーションを受け、現代の素材や技術で製作」という考えのもと誕生した時計は19世紀の懐中時計のような古典的な要素を多く持ち、極めて控えめなデザインですが、その中に収められたムーブメントは伝統的な機構を新たな視点と技術で実現したものです。また、職人の手作業による精緻な仕上げの部品や外装部は美しさという点においても非常に優れています。こうして技術的、審美的に高い水準の時計は愛好家たちの評価も高く、2010年にブランド第一号の時計が受賞してから、10数年でGPHGを5回受賞しています。

ローラン・フェリエが製作した代表的な機構に「ダブル・バランススプリング搭載のトゥールビヨン機構」と「ダブルダイレクトインパルスのナチュラル脱進機」が挙げられます。いずれもアブラアン・ルイ・ブレゲ考案の機構をローラン・フェリエ独自のアイデアや技術を用いて、現代にふさわしい時計として仕上げました。外装の美しさへのこだわりと技術的な挑戦を両立した時計は機能性に優れ、毎日着けることのできる上質な時計です。